東野圭吾『白夜行』

今回のオリンピックはフィギアをライブで見たり、今までになくテレビに見入っていた。気付くと1時間や2時間すぐに過ぎる。試験が終わって暇な息子も見ている。「しかしテレビを見てると頭も体も使わなくてただ時間が過ぎるねえ」と言うと「そういうもんなんだ」と、言われる。そういうもんなんですか、と、あの時の感じがこの本の読後感だった。ただ構成が複雑になっているので結局最後まで読みたくなるが、人物像というのはこの間読んだ『殺人の門』にそっくりで、これは時期をずらして読むべきだったと思った。時期をずらしたらどうせ忘れるだろうから。こういう本はゲーム好きな人にはゲーム感覚で楽しめるのかもしれない。友人から借りたもので、もう一冊あるから読んでみるけど、登場人物が似てないことを願うことにしよう。ああ、でもこの人物だから人気があるんだとしたら、似てるに違いないか。

人間のいじわるな部分に興味のある人には面白いんだろうなあって思いながら読んだ。結局時間配分の問題であって、そっちに時間を割けるなら楽しいだろうし、そんな時間ないとなると後回し。ちょっと5分10分時間があいたとか、電車の中とか、待ち合わせの時とかにはとっても便利な本だと思う。きっとそういう状況が多い現代にあっているんだろうな。でも脳みその不活性化促進って感じで続けて読むのは怖いような、老後の楽しみにはいいかと思うような、テレビに対する不安と期待に似たところは大きいように思う。ラストスパートのところで勝負って感じで、スポーツにも似ている感じだった。生活の時間調整と穴埋めに、たくさんあると頼れる本ってところかな。
Commented by jun at 2010-03-02 08:24 x
いつも多彩で多才な生の情報をありがとうございます。
東野さんは、うちのカミさんが読みかけの「容疑者Xの献身」が長らく食卓に置き去りにされていて気になっていましたから情報が得られ有り難いです。でも私には今読む時期でないと何となく思っていました。同年代の作家ですが流行りってありますね。
 一方、長野五輪の舞台裏を地元で少し見聞きした身としてはオリンピックは少し冷めてしまって見ました。また石原知事はあまり好きではありませんが東京マラソンの方が見てしまいました。定時制教師の一般市民ランナーが優勝に絡み入賞までするなんてオリンピックではあり得ませんから。私はいつでも棄権できる長野マラソンにエントリーだけはしており、応援しながらスクワットしていたら熱が入りすぎ腰を少し痛めました。これも素人のトレーにングです。ハハ。
今朝は娘の私立の合格(不合格)発表。あと数分後です。
ではまた。
Commented by kienlen at 2010-03-02 11:56
3冊続けて読んだら、その有名なタイトルを聞いただけで、何だか想像できてしまう気がしてしまいます。だから「貸して下さい」は言わない。図書館にあったら借りるかもしれないけど、図書館から借りたのは愛着が深くないので挫折しやすいですね。想定読者は若者なんじゃないかな。私みたいに老けた同時代者にはついてけない。お嬢さん、どうなりました?
by kienlen | 2010-03-01 08:48 | 読み物類 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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