お隣さんは基地

f0104169_22293319.jpg昨年沖縄に行った時の写真をちょっと整理する必要があった。オリンピックで世の中のニュースは減っているようだったが、写真はそれまで大きな話題となっていた普天間基地である。どこにでもありそうなこのフェンスを挟んであっちが基地でこっちには民家が並んでいた。現場を見ていると、街中にあってあまりに危険であることが実感できる。本土の町だったら学校があるような感じで基地である。まあ、しかし面積からいくと、まるで学校が市民の土地でその他が基地です、みたいな。これは、普天間基地の地主のひとりが美術館を建てるために土地を返還してくれと要求して、そういう文化施設には反対しにくい米側が応じたところ反戦美術館ができた、という説明を受けてから入った佐喜眞美術館から撮った写真だ。以前に校庭にヘリコプターが墜落した沖縄国際大学も、ここからそう遠くない。校庭に墜落って、凄すぎる。

「皆さんの乗ってきた旅客機はめったに落ちないので安全ですが、ヘリコプターはよく落ちるんです」という説明も受けた。よって、基地周辺にはヘリコプター墜落用緑地帯を確保しなければならなくなっていて、確かに周囲には木々が茂っている。「この緑地帯まで持ちこたえられなくて落ちちゃったんですね」という説明だったが、こういうことが日常会話みたいに話されていること自体が異常である。異常であるという現実を今まで知らなかった自分が情けなかった。それにこれが日常になると、いちいち異常でいられないから慣れてしまう。異常を知らない人々と、それに慣れてしまう人々が大半ということではまずいだろうな、やはり。沖縄が好きで何度も行っている友人に基地のことを聞いたが「全く分からない」ということだった。このフェンスを見たって、説明されないと分からないもんな。
by kienlen | 2010-02-27 22:57 | | Comments(0)

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