他人事じゃないけど

しばらく会っていない遠方の友人が「今、近くにいるんだけど」という電話をくれた。それで急遽会うことになった。しばらく、っていっても多分2-3か月ぶりかと思うが、その程度なのにずいぶんと雰囲気が変わっているように感じた。目つきが不自然に鋭くて、それでいて焦点は定まらずというアンバランスな印象。これはあまりいい状況にないんじゃないかと直感した。事業がうまくいっていないことは前から聞いている。不況に直撃された典型的なケース。ただ事業内容を考えれば、私だったら縮小しちゃうなと思う。私はもともと小さい人間なので、手の届く範囲を確実にする事の方が、大風呂敷を広げるよりも性に合う。いろいろなタチの人がいて、その組み合わせが面白いのだから、どれもいいんだけど、順調じゃない時にどう対処するかも、また人によって大きく異なる。やはり大変なのは、設備が膨大な製造業とかの、縮小が難しい企業だろうな。柔軟な対応っていっても難しい。

その友人の場合は従業員もなしの専門職的サービス業である。借金もない。子供は成人している。自分が食うくらいの稼ぎは自分でできるんだから、縮小しちゃえば楽なのにな、と思ってしまうのだが、一方で、人はその人の性分にあった生き方をするのが一番当人にも周囲にもストレスかけないと思っているので、半端なお節介はしたくない。後退や縮小なんてあり得ない、前進あるのみ、という人に対して私は何を言えばいいんだろうか。アイデアが沸いてこない。「どーしたらいいんだろう」が何回も登場した。「動くしかない」と友人。多分それは正解かもしれない。でも、動くことはリスクを伴うことでもある。もちろんリスクを取らずして何もできない。でも、ちょっと立ち止まるのも良くないか、というアドバイスがミスマッチなのは、もう長い付き合いになるので分かってしまう。苦しいな。こういう時は事故とか健康に気をつけないとね、と、それだけは言える。そういう点では自分も苦い経験をしているから。細かなトラブルに会わせていただくことで、大きなトラブルを避ける術を与えていただく。生きているってそういうことの連続という気がする。
by kienlen | 2010-02-22 23:40 | 仕事関係 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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