単純に喜べない通知

息子の合格発表の日。息子自身の言い分では滑り止めという位置付けの大学。彼の楽観的性格、それはすなわち現状分析の甘さからくると思うと「ここはA判定だから大丈夫」というのも信じがたく発表までは半信半疑というよりも一信九疑だった。そしたら合格ということだった。落ちるよりは合格の方が気分はいい。それととりあえず少なくともここまでの彼の判断が当たったのは今後の信頼性をいくらかは高めることになる。ちょうど仕事の打ち合わせで気心の知れた人と一緒だったので「滑り止め合格しました」と言うと「どこ」と聞くので「もう、東京の・・・」とうんざり口調で言うと「入りやすいような私立か」みたいな風に言われてその通りだったので「その通りです、あはははは」と言うと「大変だなあ、ははは」ということで笑うしかなかった。それでもまだ「ま、落ちるより合格の方が嬉しいですけど」と言っていたのが、帰宅したら合格通知というか、つまり金額を印字した振り込み用紙が速達で届いていた。この手早い処理。さすが・・・というか。

その振り込み用紙の金額であるが、当然のことながら普段やり取りしているのと2桁違う。食べ物屋商売の感覚だと3桁違い。日頃からこの単位で考えている人にはショックは小さいと思うが、現実に引き戻された。それに、全員合格にしているんじゃないかなって気がしなくもない。そもそも息子が受かったくらいだし。そしてどうせかなりは辞退するんだろうから、全部合格にしておいて入学金だけもらった方がいいもんな。すごく複雑な気分である。何度も何度も言いたいが、教育費がここまで高額でなければ別で消費することは間違いない。内需拡大するに違いない。もうひたすら緊縮財政にしたところで間に合わない。そもそもウチの経済レベルと違いすぎる。それでも無理してOKを出しているのは私は親の曖昧な方針から、夫は単純に経済事情から進学先を制限されたという痛みを抱えているからだ。そのことで親には嫌みを言ったが今更って顔してた。こっちの恨みは消せないが、もうどうしようもないことだし。子育てというのはそういう意味で自分の抱えてきた問題をいったん白日の下に晒してしまうという作業をしておかないことには、時によっては困った事態になるんだろうと思う。そういうことの繰り返しで、受験というのもそういう流れの中の一コマって感じだな。もちろん当人には別の思いがあるんだろうけど。
by kienlen | 2010-02-10 19:47 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

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