しばらく用なしだった入管の用事

諸々の用事のために開けておいた日。そのひとつが入管に行ってコックさんのビザの更新について尋ねること。これは店の経営者である夫がやるべきことなのだが、過去に苦い経験があって放置しておくと笑い事で済ませられないので私がやることにした。とにかくどういう書類が必要かを知ることからなので入管に行ったわけだ。ところが入管がなくなっていた。駐車場に車はいっぱいあるのに。どっかに引っ越したのか、通りがかりの人を呼び止めて聞いて初めて隣のビルに移動していることを知った。夫が永住ビザになってから行く機会がないので知らなかった。以前の狭くて人があふれそうな部屋よりも格段に広くはなっていたが、他の部署に比べて職員が少なく見える。外国人の方々は長椅子に10人以上も待っている。最近は役所も病院も脱官僚的というか過剰にというか的外れともいえるサービル業めいているように感じているが、ここは昔懐かしい役所の空気だった。職員は皆うつむいている、つまり必死で仕事している模様。声かけて上を向かせるのも申し訳ない雰囲気だが、ずっとうつむいていそうだったので端の人に声かけた。「ご相談があるんですが」と言うと「そこで待ってて下さい」と言うだけ。待っていたがうつむき方に変化見られず、番号をもらわないとダメなんかなと思って番号発給機の所に行って「これ取るんですか」と近くの職員に聞いた。

どういう用件か聞かれたのでザッと内容を伝えたらやはり「そこで待ってて下さい」である。どうなっちゃうのかなと思っていたら、間もなく奥から職員が出てきて別コーナーへ案内された。なるほど、奥の方に職員が大量にいるのかも…なんてあり得ないか。必要書類を尋ねるだけなので短時間で用事はおしまい。これでやっと物事を進められる。それにしても、殺風景である。なんでかなと思ったら、多分、各種説明がないせいじゃないだろうか。普通窓口には担当する事案が書いてあるし担当者の名前まであったりするし、机上には何か説明書があったり壁にもスローガンやら標語やらがある。それが相当に少ない。おかげで人身売買は犯罪です、みたいなポスターに見入ってしまったくらいだ。行政用のあたりさわりのないポスター作るのってつまらんだろうなあとか、余計なことを考えるほど殺風景。あるいは、引っ越したばかりで馴染んでないのかもしれない。夫に電話して「入管引っ越したんだよ」と言うと「そんなのずっと前だ」と言われたし、周囲のタイ人にも「入管の場所知らないなんて」と笑われた。私だって好き好んで関わっているわけじゃないのであるが、とにかくビザの件を片付けないことには安心していられない。このコックさんは子供まで連れて来てしまっているので当方の責任も重大になっている。
by kienlen | 2010-01-21 16:31 | タイ人・外国人 | Comments(0)

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