年末の鳥料理

f0104169_21142333.jpg 憂鬱な日記を新年から書くのはやめてタイ料理の話。西暦の年末にタイ人がすることはパーティーに類することのみなので、夫の店に来る人達もいつもに増してお祭り気分となっている。29日の昼に寄った時にあったのがこの鳥の手足を揚げたもの。たいていのタイ人にとっては美味しいものだが、たまたま居合わせた女性は「食べられない」と言っていた。そういうタイ人を初めて見た。バンコクに住んでいた頃、家の前をこれを売る人がよく通っていて、それをお手伝いさんが買ってまだ小さかった息子が喜んで食べていた。今となると信じられない。今の息子がとてもじゃないが食べると思えないから。食は文化なのであると思う。

そういう思い出話をカウンターでした。「食べて、食べて、美味しいよ」と言われて、そういえば今まで一度も食べたことがないしなと思って食べてみることにした。近所の鶏肉の店でキロ200円で販売しているそうだ。それを買ってきて爪を切り落として下ごしらえしたものを店に持ち込んで揚げて貰っているわけだ。持ち込んだタイ人の観点から言うと。でもその下ごしらえが手間なのである。味だが、とっても美味しかった。今までどうして食べなかったんだろう。慣れないから。それと野菜だと何でも手を出してみたいが肉類はそうでもないから。美味しいので3つ、4つ食べた。「昔は、安く仕入れたのをキロ1000円で売りに来ている人から買った」「あの頃はまだ景気良かったもんね」みたいな思い出話をする。「喜んで食べるのは韓国人とタイ人だけ。日本人は食べないもんね」と笑いながら山盛りの鳥の手足はじきになくなった。
by kienlen | 2010-01-02 21:29 | タイの事と料理 | Comments(0)

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