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ゆずり葉-君もまた次のきみへ-

子供達冬休みに突入。私はひとつだけ残った仕事のひらめきがなくてさっぱりしない。予定では今日はすっきりしているはずだった。何枚かの請求書を来月回しにして、あたかも来月も仕事があったかのように装うことにする。まあ、誰も見張っている人はいないから自分に対してだけだけど。とにかく片付かなかった。娘が美容院に髪を切りにいくのに同伴を求めるので行く。自分のカットは節約。ウチはこんなに暢気になってはいるが低所得家庭であることは間違いない。年末になると何だかつくずく感じる。それと春の税金だ年金だ保険だのの請求がどっとくる時。ひたすら他のウチや全国平均などなどとは比較しないこと、それだけだ。午後、友人からもらったチケットで映画を見に行くことにしており、娘に付き合わせるためランチを餌にする。何が食べたいか聞いたら「何でもいいけどたくさん食べたい」と言う。強いて選ばせたら中華というから、映画上映会場近くの食堂に入ってみた。自転車で通りがかってなんとなく気になっていた店。
ゆずり葉-君もまた次のきみへ-_f0104169_2021550.jpgそこで娘はラーメンライスどころか、ラーメンとカツ丼のセットを注文。スゴイ。こういうのを食べられる年齢のうちに食べておいてくれ。羨ましいです。私は野菜とシーフードの店オリジナルラーメン。なかなか旨かった。

この店で娘は漫画を、私は週刊誌を読みまくり、時間を潰してから映画へ。(財)全日本ろうあ連盟創立60周年記念映画「ゆずり葉」というもの。見る前は、正直のところ、清く正しい派では決してない娘がこういう文科省選定映画に退屈して、2度と母との映画に付き合わないということになったら損失は大きいと思ったりもしたが、最後の方は娘も声を出して大泣き。バッグからハンカチを出してやった。いい映画だった。チケットをくれた友人には感謝。こういうのは一般の映画館で公開しないんだろうか。前から思っていたのだが、手話というのは体全体で伝えようとする勢いがあって、感情のこもらない言葉はあっても感情のこもらない手話ってあるのかどうかを知りたくなった。これぞコミュニケーションという感じがある。自分は全くできないのが悲しいところ。今の子達はちょっとの手話は学校で習っている。一時期娘もそんな話をしていたから聞いてみたら「ちょっとやっただけで忘れた」ということで残念だった。前向きな映画だった。役者も良かった。会場隣のスーパーで初めていろいろ買い物して夕食は家にて。
Commented by jun at 2009-12-28 09:04 x
 今はあまり聞かれなくなった「ゆずり葉」という言葉に反応してしまいました。そう言う私も殆ど使わない言葉ですが。
 地元の元女子高の40年近く前の文芸誌のタイトルが「ゆずり葉」で、今も気になって手元に置いてあります。巻頭詩として河井酔茗という方の「子供たちよ これは譲り葉の木です この譲り葉は 新しい葉ができると 入り代わってふるい葉が落ちてしまうのです。」で始まる詩が載っています。この映画のいきさつとも繋がっているのかもしれません。
映画は一日だけの上映ですか? いいお友達ですね。
一般食堂もいいですね。
こちらは大晦日まで自分の雑務や仕事をしながら店もやっております。じゃ。
Commented by kienlen at 2009-12-28 17:01
「ゆずり葉」という言葉を、この映画まで知りませんでした。今はとってもいい言葉だなと思っています。1日だけの上映なんです、もし機会があったらお勧め。
by kienlen | 2009-12-26 20:45 | 映画類 | Comments(2)

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