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『嘘がつけないとウツになる!』

図書館から図書の返却をうながす通知がきた。いつもすみません、と思いつつ返却に。このところ車を出さない生活を心がけているが、冬タイヤに空気を入れておきたいし、イザという時のためのガソリン入れておきたいし、バッテリー上がっても困るし、それに至急で息子に金を渡さなければいけなくて車を出しついでに図書館にも行った。4冊借りて、仕事用の1冊以外は結局読めなかった。図書館だとこういうことが常。もう借りるのはやめようと思って、洋服作りの良さそうな本を見つけたが購入することにした。でも本の部屋は一応巡回してしまう。そしたら『嘘がつけないとウツになる!』というのがあった。ふざけたタイトルだし、出版元といい装丁といい、本気で読むようなもんでもなかろうと思った。しかし、ちょうどウツの本を読んだ直後であるし何か気になる。著者はストレスケア日比谷クリニック院長の酒井和夫先生という方。もちろん知りません。たくさん書いているみたいだけど、自分が読むような類とは違うみたい。で、たまたま開いたページで私は本気で笑ってしまった。図書館の中で笑い声をあげるわけにいかないのでこらえながら。

それは次のようなくだり。日本人の先送り体質についての項目で、この体質を持つのが官僚で、理由は、官僚というのは成績優秀で有名大学出身者が多く、そういう人達は試験の点数が高い。試験の点数が高いということは、つまり試験のテクニックに長けているということで、それはつまり、自分が解けるのからやって点数を稼ぎ、分からないのは後回しにするという方法を身につけることである。よって、官僚は面倒くさい仕事を後回しにする、のだそうだ。なんか、スゴイですね。本当に大笑いだった。ちなみに笑うと体にいいってこの本にも書いてあった。それで不思議に思ったのは、この先生のように医者になるのも試験勉強できる人だと思うのだが、どうして官僚だけが先送り体質になるんでしょうか。医者は、面倒な病気だから後回しというわけにいかないからなんだろうか。そういう面倒な説明を先送りどころか、しないのがこういう本の良さで、ストレス解消には・・・ならないと思うけど、時々フムフムと思うところがあった。車中で信号待ちの時間と夕食食べながらで読み終えた。最後にウツ病になりやすい性格の指標が出てくる。やってみた。可能性ありとみた。でも、大方の友人から自己認識がヘンと言われるから違うかも。
by kienlen | 2009-12-25 22:00 | 読み物類 | Comments(0)

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