数年ぶりのブラジル人とちょっと雑談

見たことあるなあ、しかしよく思い出せない、ということはたまにある。そういう時に思い切って声をかけるかどうかだが、昨日は声かけてみた。先方も「どこかで会ってますよね」と言う。私の方は彼女がどういう人で何をしているかは知る限りは覚えているのだが、数年ぶりなので、その人と目の前にいる人が同一人物かどうかの確信がなかっただけなので、ちょっと糸口が見つかればあとはスルスルとなる。声かけやすかったのは相手がブラジル人だからというのもあった。外国人は気軽である。日本人って面倒くさいなという気が常々している。その面倒くささが、同国人同士ならたいてい感じる類なのか、日本人に何か特有のものなのかは分からない。彼女は確か人材派遣の会社をやっていたはずだ。聞くと「主人が亡くなったので人に譲りました」ということだった。娘さんがいたはずだ。「ブラジルに帰りました」と言う。その娘さんという人はブラジル人同士のカップルで確かウチと似たような年の子がいたはず。「小学校卒業まで日本にいて、ブラジルに行った。ブラジルは4-4制だから日本と違うね」みたいな話をする。ブラジルに帰国したというのはちょっとびっくりだった。日本語完璧だし、容姿も日本人と同じ。私なんか、日本人だと思っていたんだから。

長年日本にいて帰国してどうだろうと聞いたら「楽よね、ブラジルは。日本っていろいろ細かいでしょ。どっちがいい悪いじゃないけど」と言う。この感じはよく分かる気がする。かといってブラジルの生活が楽なわけじゃない。お母さんには日本に残ってもらって仕事の足がかりを維持していてもらう。そして様子を見てまた日本に来る。そういう計画である。これはもうリスク分散の常識。「だんなさんは病気だったんですか」と聞くと「移植受けにブラジルまで連れて行ったのに10日しか生きなかった」と言う。日本はドナーが少ないから移植の順番待ちが長い。ブラジルだとドナーはたくさんいるそうだ。「日本って自分の体は親からもらったものでご先祖さまに続いているという考えがあるけど、ブラジルは死んだ体に意味ないから生きている人のために役立たせるって考え」と言う。ふ~ん。免許証取得の時にどの部位を寄付希望かを書くそうだ。もちろん拒否も可。いずれにしろ自己決定する。とにかく日本とブラジルでは何もかも反対なのだそうだ。その点は、アジアという文化的共通点を感じないわけではないタイなんかともまた全然異なると思われる。「だからか、ブラジルの人って日本人との結婚少ないでしょ」と私が言うと「それが、親が『外国人』との結婚を嫌がるの。自分達も外国人のくせにね~」で、なんだか笑えた。しかしまあ、日本人からすると外国人は楽なんじゃないだろうか。だってここまで細かい人々の集団ってそんなにないと思うんで、楽に考えれば楽になれるのである。楽なのを難しく考えてもっと細かくなると…大変になると思うが。
Commented by eaglei at 2009-11-29 19:45
ブラジルの人身売買は、
タイよりも深刻だと言われています。
子どもたちが誘拐されて出てこないから、
ほとんど親が車で送って通学させている実情を知って驚きました。
臓器移植に使われている疑いは、濃厚です。
誘拐されたら、二度と見つかりません。

ブラジルって広大な大地だから、
伸び伸びとサッカーでもしていると思うでしょうけど違うんですよ!
銃を持ったガードマンに守られて砦(高層アパート)に住んでいるんで、出張した際には驚きました。
サンパウロ近郊(半径100km)での話です。
Commented by kienlen at 2009-11-29 19:53
eagleiさん、経験したブラジルのこと教えて下さってありがとうございます。よく話すブラジル人がいて「あんな危険な国でオリンピックするなんて」と言ってますよ。親が車で送迎はタイも同じですが多分危険度はブラジルの方が高そうって感じはします。ただ行ったことがないので想像のみですね。日本で何がいいかって子供だけで外を歩けることですね。離れてみると日本の素晴らしさが分かりますね。
by kienlen | 2009-11-28 10:52 | タイ人・外国人 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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