薪がないから生で食べる

そもそもこのブログの主人公でなければいけない我が家の純粋タイ人約1名であるが、特に面白い話題を提供してくれるような人でもないのでブログタイトルとは無縁のマイペースで生活されている。もっともそれには、私自身の感受性の鈍さ,つまりあんまりいろんなことに驚かないという点が影響しているかもしれない。それでもたまにへえっと思うことがある。それは夫の生食傾向についてである。虫食も驚く人は驚くようだが、私はもう慣れてしまったし。で、生食の対象は野菜。ちなみに生魚は相変わらず食べない。刺身も鮨も基本的には食べない。タイでも日本食はかなり定着している中で、鮨を食べないというのは逆に珍しいかもしれない。

店を始めてからというもの、夫がウチの食卓に加わるということはごく少ない。だから彼が何を食べているか知らない。たまに店で彼の食事風景に出会う。タイ人だから当然「食べる?」と居合わせる私に聞く。これはまあ礼儀みたいなものである。田舎風の賄い食の方が都会風のメニューよりも私は好きなので食べる。ついこの間は魚の発酵調味料中心のナムプリックに菜花の山盛りが出てきた。菜花は生である。インゲンやらナスやらその他葉っぱ類やらも生で食べる。菜花は私も大好きだが「ちょっと湯がいてくれないかな」と言ったら「生の方が甘くて美味しい」と言いつつもそうしてくれた。でも生に未練ありの様子。前々から、いろんなものを生で食べる人だなあと思っていたのだが、今、タイ料理の本を読んでいて謎が解けた。東北地方は平野で木が少なく薪が不足するので生食が多かった、とあった。なるほどーー納得。実際、熱源を使わない料理がタイ東北地方には多い。それに西洋風のサラダのように油も使わないし、味のバリエーションも多彩で、ご飯のおかずに合うのはサラダ以上。エコ&ダイエット料理として売り出したらいいと思うが、こういうことは当事者は気付かないものらしく、賄い料理に徹しているところがどうかと思う。
by kienlen | 2009-10-24 13:38 | タイの事と料理 | Comments(0)

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