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悩みの真ん中と真ん中あたりの悩み

昨夜の遅めの時刻に友人が立ち寄った。深刻な話だった。深刻な話の真っ最中に電話が鳴った。知らない男性の声で「△△ハイツの×号室の〇と申しますが…」と名乗り始める。心持ち沈んだ声。パトカーか救急車のサイレンの音が、その男性の声の背後から聴こえる。遅い時間なのに息子がまだ帰っていない。「今お宅の息子さんの自転車とぶつかって…」とでも言い出すのかと、全身耳にしていたら、相手の口調が変わって「あの、××ガスさんですよね?」と言う。間違い電話でここまで安堵したことはないぞ。筋違いにお礼を言いたい心境だった。ここでこっちまで深刻な話が持ち上がったら相談どころの余裕じゃないじゃないか、と思いながら友人との話に戻る。そんなんで日付が変わる頃の時間まで、友人が持参した発泡酒と安いワインを飲んでいた。お金払うからちょっとくらいマシなのを買ってきてくれって言ったのにな、それに発泡酒は飲まないのに、と文句を言いつつも。

息子は無事に帰って来た。機嫌が良い。夕食を食べるって言ったくせに戻らなかったことなどお構いなしで「またS君にばったり会ってラーメン食べてきた」と言う。この幼馴染のS君と、つい先日もばったり会ったのがきっかけで、予備校に通いたくなったわけだ。単純な息子は「S君すごいよ、農業革命起こすためにK大に行くんだってサ」と自分の事のように嬉しそうであった。そりゃあ、K大狙って予備校に行くっていうんなら当方も激励しちゃいますが、息子の場合はレベルが違う。しかし彼としては、この辺り一番の進学高生のS君に刺激されて、それはつまり日ごろいかに刺激のない日々かってことでもあるのだが「やる気が出てきた」というわけである。塾代、我が家にしたら負担大きい。でももう期間が短いから、無理だと突っぱねるほどでもない。結局来月から通塾することになった。ウチのような不安定家計の場合、先のことはもう全く分らない。だからやれるところまではやるけど、途中でどうなるか分らないので、そうなったら自力でやるように、としか言いようがない。家計が本格的に苦しくなるのはこれからだ。仕事しないと、探さないと。
by kienlen | 2009-09-26 11:30 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

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