法律・家族・親子・難問だらけ

こんな時間に誰かなと思って電話に出たら、外国人支援の活動をしていた友人だった。最近は日本語教室をほんの小さくやっているだけだが、以前は外国人の妻達の会なんかをやっていた。この人から電話がある時はだいたい相談である。やはり「ちょっと相談があるんだけど」という始まりだった。そしていつものごとくに深刻な内容だった。弁護士に相談するしかないが、問題はどの弁護士に相談するか。そして法律だけで解決する問題など、多分現実には少なくて、どこにも相談しようもなく、どうしていいか分からないのが多い。これは別に外国人だろうが日本人だろうが同じだけど、外国人の場合はどこかへのアクセス方法自体が分からないわけである。そういう時に日本人が関わる価値はあると思う。しかし、関わり方も、その場を助けりゃいいのかって話である。例えば、日本では親権はどちらか一方だから、離婚した両者の関係性によっては、ヘタすると誘拐になってしまうようで、私はそれで逮捕されたタイ人女性を知っている。ちょっと遊びに連れ出して逮捕。子どもに会いたいという人の支援を、もしもするとして、そんな事態に絶対ならないとは限らないわけだ。

2時間以上も話してしまった。〇〇さんの子は日本生まれだし日本語だって完璧だし、小学校じゃあ生徒会活動もしていたくらいなのに、中学に入ったら、明らかに顔つきが外国人で髪の毛の色も違うからいじめられている、など、今だにそんな古典的なのあり、みたいなびっくり話もでた。そして、これはよく感じることだが、外国人、特にアジア人の親にとって、日本語が話せると安心するという傾向はあるように感じる。普通に話せるから学校の勉強も大丈夫と誤解する。ところが高校受験で一般入試ではどこも行けないってことになって、定時制ってことになって、それでも当人はがんばろうと思ったのにクラスメイトが次々退学してひとりになっちゃって行かなくなる。専門学校に行きたくても高校卒業していないとならない。ここはなんとかならないものだろうか。中学から職業学校へ行く職業コースを設けるのはダメなんだろうか。だからうまくいくかは分からないにしても、当人にとっても日本の産業界にとっても、もしかして、という可能性は生まれるように思うけど。そういう議論はないのかな。少なくともタイにはそういう道がある。つい最近だって「普通高校に入ったけど向いてないと思って止めて、職業コースで5年間勉強したからバチェラーの資格がある」と言うタイ人にも会ったけど、それは十分アリではないだろうか。
by kienlen | 2009-09-15 00:26 | タイ人・外国人 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
カレンダー