いずれ失われる光景

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この間タイとラオスに行った時は、こんな光景はじきに見られなくなるかも、と思った場面がいくつかあって、写真もそのひとつ。ウボンラチャタニーというラオス国境の町のバスターミナルから国際バスに乗ってラオスのパクセーに日帰りした時の帰り道の、ラオス側市場。もう夕方近いせいなのか静かだった。竹で編んだシンプルな天秤棒を置いてくつろいでいる風情。売り上げは順調だったんだろうか。そんな話をする余裕どころか、何を売っているのかさえも見て歩く時間がなく、パスポートチェックを受けてトイレに行ってバスにせかされた。なんだか時間厳守の習慣がついているように見えた。

ビエンチャンでもタイの田舎町でも、昔だったらオープンだった市場がショッピングセンターのような建物の中に入っていて、ちょっと怪し気な雰囲気の中を散策する楽しみを奪われた気分だった。だからここも次に行く時は変わっているかもしれない。多分変わっている。実際建築中の建物も見られたし。衛生面とか利便性とか、いろいろと理由はあるだろうけど、旅人の勝手な郷愁としては、何か寂しい。こういう時だけはいきなり旅人に変身。タイに行く口実がまたできそうでもあるので、次はもうちょっとゆっくりしてこよう。
by kienlen | 2009-09-11 21:12 | | Comments(0)

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