日本語教育についてのイベントの簡単メモ

しばらく前に、今回の選挙の立候補者の公開討論会というのに行ってみた時、ひじょうにびっくりしたことがあった。少子化問題について問われて「外国人労働者の導入も検討する必要がある」と、短い時間のコメントの中で明言した人がいたからだった。これこそ国が方針を示さない限りは混乱するしかないという課題の最たるものなので、いずれ選挙の争点にも入ってくると思うけど、国がはっきりした方針を公開する前に、周囲を固めようというのか、なし崩しでいこうというのか、現状をフォローしているのか何だか庶民にはよく分からないが、多文化共生とか「生活者としての外国人」という視点は拡大してきていることは確かみたいだ。で、今日は文化庁主催の「文化庁日本語教育大会」というのに行ってみた。全体テーマが「『生活日本語』について考える」。文化庁実施の日本語教育事業についての報告と意見交換というもので、私には初めての聴講だった。日本語教育の方法論みたいな話だと分からないな、と思っていたがそうではなくて、もっと広い話がきけて面白かった。

いずれにしろ日本に住んだり働く外国人は増加の一途である。日本人人口は減るんだから割合はもっと増加するに違いない。今日は文化庁の事業を実施している方々の発表だったのだが、埼玉県、群馬県、愛知県、大阪府など、地域柄もさまざま、事業内容もさまざまでとっても興味深く聞いた。この中で「ブラジル人の集住地区では、地域の日本語教室にブラジル人があまり来ない」という問題が提起されたとき、会場から「日本の文化とブラジルの文化が大きく違うので日本社会に入るのが難しい」というようなブラジル人当事者からの発言があった。同じようなことはブラジル人の友達からも聞く話しであるが、文化の違いがどの程度なのかを想像するのは結構難しい。タイと日本の場合、ここまで違うのだろうかと思うと、どうもよく分からない。こんな些細なことからいろいろと感じることができて東京まで行った甲斐はあったように思う。
by kienlen | 2009-08-28 22:57 | 出来事 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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