1日上京した息子に感想を聞く

オープンキャンパスに行くとのことで、昨日息子が上京した。新幹線は高いからダメなのでバス。先輩のアパートに泊まるとかいう説もあったが日帰りした。今朝、様子を聞いたら「あそこに住む自信ない。1日で疲れた」と言う。スポーツは好きだがエネルギーに満ちたタイプでは決してないから、その感想は親の予想通りである。意外に人を見る目があるな、と思った。「〇〇〇〇カメラの前に50人くらい集まってDSやってた。脇にベビーカー置いて赤ちゃん乗せたままやってるお母さんもいた」そうで、携帯で撮った写真も見せてくれた。なるほど、ビジネスマンらしき姿から女性からひしめき合って何かやっている。それを撮影している小さな子どもまで写っていた。シュールである。大学の様子も「パンフレットの写真と違う」と言う。この方面は得意分野の親としては勝手に解説。作る側はイメージ良く作るに決っている。いくらでもそれは可能である。だから自分で見て感じる必要があるのだ云々。「私は都会は好きじゃないけど、どう考えるかは自分次第だし、ま、どっちにしても住めば慣れるよ」と言うと「ああいう所に慣れるのも怖いね」と言うから、私としてはこれは、まずはまっとうな感性だろうと思った。問題はそれでも別の目的のために東京がいいかどうか、である。

で、問題は息子には特に目的がないことである。だったら東京である必要があるのかどうか、である。人口移動の現状を見ると、日本全国が豊かになるに従って一極集中傾向は緩和されていたのが、近年はまた東京集中が顕著になっている。富も情報も権力も集中しているということである。それを踏まえた上で、だから庶民の個人のレベルでどうするか、である。子どもにしても家が金持ちなら「ぜひ行きたい」と言うかもしれない。都市生活は金さえあれば快適にできるという面はある。そういう状況下にある人と違うことを知らないわけはない。まあ、しかし「それよりも、勉強は?」と言いたいのは我慢した。言ってもしょうがないし、ここで夢を潰しても得るものなし。人間、その場にならないと分からないのである。特にキミは…と言うのもやめた。こういう子をもったおかげさまで母としても成長している気分。「埼玉は、神奈川は」等々言っている。具体的な目的がないから何でもいいのだ。だから私としては「関西もいいし、名古屋もいいじゃない、東北も信越も、九州だって四国だって」とアドバイス。外国だっていいけど、それを言うと拒否されるから止めた。都市生活や都市文化に共感を覚えられるわけではなく、人ごみは無条件に嫌いな自分の価値感に、いい齢した今になって揺らぎはないが、自分以外の人に揺らぎなく伝える自信はない。「そういう感想をもっただけでも勉強になったんじゃない」とは言っておいた。何の目的で行ったんだ…。パンツが半分のぞくズボンも買ってきたし…。
Commented by クリス at 2009-08-26 11:37 x
我が家も帰省中に2校ほどオープンキャンパスとやらに行きましたよ、おにいちゃん。あたしは元々受験経験がないですが、近頃の受験内容や種類の多種多様は相方にも理解不能なようで、とにかくあまり金をかけずに妥当なところにさっさと収まってほしいというのが本音です。
Commented by kienlen at 2009-08-27 18:29
今の受験について知っている親って教育関係者くらいでしょうかね。ウチの場合ももちろん知りませんが、そして多分当事者も…。だから受験できるのかどうかがそもそも分からないですね。しかしそういう気分で過ごすことも大切かと思ってるよりしょうがなさそうです。
by kienlen | 2009-08-22 12:48 | 家族と子供の話題 | Comments(2)

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