故郷の町の納涼花火大会

私の出身の町には、町の規模にしては大きな花火大会がある。今日がその花火大会の日。小熊英二の『1968』を読み始めていた。しかしこの厚さはやはり不便としか言いようがない。読書は寝転んですることが多いが、これは重たすぎる。寝転んだ姿勢でムリして持ったら本の形が狂いそうでもある。友人が貸してくれたものだから注意しないといけない。だけど、それでも許せる面白さがあるのが小熊英二先生の本なのだ。しょうがないから態勢を工夫することにした。姿勢を正して読むのは勘弁して欲しいから、寝転ぶところまではそのまんま。それからお腹にクッションを載せて、その上に本を載せる。これでなんとかなる。しかし姿勢を変えるのがちょっと不便。できればこの半分にしていただいて4巻か5巻にしていただいて…、はムリなんだろうか。

とにかくそのように1冊の本をめぐって格闘しているところに電話があった。誰かな、と思ったら夫だった。珍しいこともあるものだ。用件は「花火に行く?」だった。彼は結構お祭り好きなのである。「行くなら行くけど」と返事した。用意して待っていたのに音沙汰なし。一体どうなってるんだと思って電話したら「道が混んでいるのはうんざりだから行かない」と言う。全くもう、である。しかし結局「とりあえず行ってみて混んでいたら途中で引き返す」ということになった。私の運転で行く。国道は混んでいたので、山越えした。このへんは地元民の強みである。山道に車を止めて歩く。これも地元民の強みである。花火大会というのは若いカップルと、小さな子を連れた家族が目立つ。どっちでもない当方。ああいう頃もあったんだ…。土手の歩道沿いに人が詰め掛けて、火花の飛んできそうな場所で打ち上げる絶好のロケーション。私も卒業した地元中学の卒業生たちの寄付によるもの、おじいちゃんから孫へ、結婚おめでとう花火など、企業名が並ぶだけじゃないのは楽しい。来年は合併でなくなってしまう町である。花火大会はどうなる。しばらく見てから、店を完全に休むわけにいかないということで引き返す。帰路「一番最近はいつ来たんだっけ」と聞いたら「店を始めてから来れなくなった」ということだったから、6-7年ぶりということになる。
by kienlen | 2009-08-15 22:33 | 出来事 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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