偶然見つけた夏きのこの店に感動

外出が多かった。連続性のない事をしている日々なので、いつに何があったのか忘れてしまう。そのため、せめてもの記録でこれをつけているのにまたまたあいてしまった。で、きのこそばを食べた話である。確か水曜日だった。朝からひどい雨だった。登山に行っていた娘から「雨だから予定を変更して早めに帰宅する」という電話が入った。そういう時は家にいてやろうか、仕事でもないんだし、しかしそうして守りに回っているとそれはそれでストックが減るので困るしな、と迷った。とうとう行政でも取り組むようになったらしい多文化共生に関する会議を傍聴しようと思ったのだが、会場が遠い。時間もガソリンも浪費する。しかもひどい雨。どうせつまらないのは分かっている。しかしそれを確認するのも重要なのである。一応娘には「家にいないからね」と言ってある。ギリギリまで迷って出かけることにした。傍聴が終わってお昼。夜は仕事で別方向に遠い。いったん帰宅して出るのはいかにも無駄だが、かといって外で半日時間をつぶすのもどうだろうか。迷って帰路を走り出した。そしたら、夜の目的地方向を示す標識があった。えいっ。温泉にでも入ってのんびりと夜を待つ方向に気分を変えてそっちの道に入る。
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山越えである。そういえば空腹である。山に入る手前で一軒の食堂の駐車場まで入ったが何となく気が進まずに出る。で、次にあったドライブインに入った。期待はなし。ところがメニューの本日のお勧めを見てびっくり。「きのこそば1200円」「きのこのてんぷら800円」である。「今ごろきのこがあるんですか」と聞くと「何をおっしゃる!」という顔つきで「今が一番きのこが豊富なんですよ」と言うのである。ご主人が採種した地元の生きのこが店内に飾ってあった。それがこのカラフルな写真だ。お客さん、皆、顔を合わせて感心することしきり。客が感動を共有って、映画館じゃあるまいし、でも、そんな感じだった。もちろん解説付き。これを注文しない手はない。そばで1200円は高いとは思うが価値はあった。たっぷりの採り立てきのこ入り。
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運んでくれたご主人が「それでは解説を」と前口上を述べて「オレンジのは杏たけです。煮てしまうと失われますが、生は杏の香り。こっちは虚無僧。姿が似ていますから…」と、私の記憶力はここまで。きのこに夢中になる人が多いのは分かる気がする。かわいい、きれい、美味しい。他のお客さんも「明日命がなくなってないよね」「そんなことになったらウチも営業してけませんから」とかやり取りしている。偶然、きのこ取り好きな女性グループがいてこのご主人とすっかり話し込んでいた。「ほらほら、N霊園の前に出るきのこ、あれ食べて当る人多いんですよね」「ああ、あれはね、杉の木の下は危ないですよ。白樺のあるくらいの標高が…」「ああ、だからみんな当るんだ」みたいな、ぶっそうというか、奥深いお話。方向転換した価値のある店だった。運転手がいたらてんぷらとってビールだったんだけどな。次は誰か連れて行こう。
Commented by sakamoto at 2009-08-01 20:37 x
すごい、きれい、素敵!!次連れて行ってください。運転手はやっぱりそちらですが・・・。生で見てみたいです。
Commented by kienlen at 2009-08-01 21:52
sakamotoさん!!!運転手はそちらって、それはあんまりです。自分で行って下さい!採れるものが違うので面白そうですよ。私は運転してくれる人を探して連れて行きます。赤い毒々しいのが、そばに入っていなかったので食べてみたいなあ。
Commented by sakamoto at 2009-08-01 22:57 x
じゃあ、ワインの手土産つきでどう?って、こんな会話前もしたような・・・。赤いのベニテングタケじゃないんだ、食べてみたい!
Commented by kienlen at 2009-08-02 10:18
だから私も食べてみたいんです!だから運転手を探しているのです。でも…ワインかあ…考えておきます。軟弱。
by kienlen | 2009-08-01 19:47 | | Comments(4)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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