『アジア裏メシ街道-韓国・台湾 父と娘のおすすめ料理』

共同通信から産経新聞でソウル駐在の記者の父が韓国担当で、その娘さんが台湾担当。雑誌連載に加筆したものだそうだ。なんで父と娘である必要があるのかは不明だが、娘に書くチャンスが与えられる理由は説明されなくても分かるような気がするから、それで充分なのだろう。それ以上は言うまいっていう美意識かな。美味しそうなカラー写真が左側ページに1枚あって、エッセイが3ページ分という活字中心の構成。作り方ではなくて店の紹介なので、本文の最後に店のデータ付き。文字量が結構あるので食を通じて文化が見えてきて面白い。特にお父様による韓国が、さすがに年季が入っているせいかとっても面白かった。韓国も台湾も行ったことがないが、韓国の食事は大変興味がある。タイのソムタムと韓国のキムチがあれば生きていかれるんじゃないかと思うくらいのキムチ好きなので、本場で食べてみたいとはずっと思っている。バンコク在住時は韓国人がやっている韓国料理の店によく行った。私の好みの味であることはまず間違いない。

なるほどねえ、と思うことはいくつかあった。まず韓国でも挨拶言葉が「ご飯食べた?」なのだそうだ。タイと同じですね。1人で食べるよりみんなで食べるのも同じ。違うと思われるのは、皿数が多いのを良しとするそうであることで、そういえばバンコクの韓国料理屋でも小さな皿にいくつも出てきたことを思い出したが、これは保存食の文化があってこその芸当に違いない。タイのような暑い国だと残り物を食べる習慣はないし、保存食もそんなに多彩ではないから、皿数を多くするのは難しい。日常の食だと、一汁一菜に唐辛子があれば、っていう印象はある。しかし日本には韓国伝来のものは多いのに、どうして料理はこんなに違うのかなあという以前からの疑問に、この本は答えてはくれなかったのが残念。国内旅行より安く行けるみたいだから行ってみたいな。
Commented at 2009-07-11 18:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kienlen at 2009-07-12 08:40
ご同輩、心強いです、なんて言ってていいのか。理系の専門職は言葉より技術でしょう。オクサンが日本人に向いてない人で、こういう場合はとっても良かったといえるかも。韓国系なら社食は韓国料理かなあ。美味しそうだなあ。キムチ食べ放題かなあ。
by kienlen | 2009-07-11 17:35 | 読み物類 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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