旅行とも言えず帰省とも言えず

暇なんだから毎日書けない理由はない、と思っていたのに、昨日は夕食後に書き始めたものの疲労感で進まず早々に寝た。だいたいあんな旅をしてきてしっかり休憩を取ってない。無謀だったのは夜行列車でバンコクに6時前に戻って、そのままシャワーだけ浴びて休みもせずに1日外にいて、そのままシャワーも浴びずに夜行の飛行機に乗ったことである。こういうことをすると気分が高まって翌日、つまり帰宅した日もろくに眠れず、夫の店に行って友達と会って遅くなり、そして翌日は集中力を要する仕事が遠方であったから、さすがに運転は避けたものの列車に数時間乗っていた。仕事のことを考えると今日倒れてもしょうがないみたいな気分でコーヒーをたくさんのんで持ちこたえ。それから写真の整理したり雑用があってタイの気分が抜けず、日常にカムバックできないような状態。他の国なら単なる旅行で切り替えができるのだが、タイだと単なる旅行者では済まないのである。重たい日常をどこかに含んだ旅とも言えるわけで、リラックスとか開放感ともまた全然違う。観光ガイドブックにいい意味で「スローな時間」などと書いてあっても、先進国から来た旅人の一時滞在にはいいかもしれないけど、タイとしてはどうなの?なんて余計なことを同時に考えてしまうし、その上帰国直後からアセアンの会議中止なんていうとんでもない騒ぎである。

タイのニュースだとタクシン派だとか反タクシン派なんて言葉使いはなくて赤い服派と黄色い服派に二分されてきたのに、いつの間にやら青い服派が登場している。一体誰よ、と夫に聞くと、「ブリラムの人達」と言う。ブリラムというのは夫の出身県の隣で、田舎はだいたいタクシン派が多いから赤い服なのに、それに対抗するとはどういうことかと思うと「政府に雇われているんじゃないの」みたいな、いいのかタイは、でまた重たい気分になる。動員したモブ(英語から来たと思われる言葉がタイ語に頻出)に払う金が足りないから偽札を配布したとか、タイの大学、しかもタイの東大と言われる最高学府の先生をしている友人が言うから「ねえ、ちょっと冗談でしょ」と言うとまじめな顔で「これは本当です」と言う。それを他のタイ人、しかもこっちは日本の東大を出た人に話すと「それはありそうだねえ」である。私が国境の町にいた時にも、以前に行ったことのある遺跡の付近でカンボジア軍とタイ軍の発砲事件があって両軍とも2人が死亡というのがニュースで流れていたが、下級兵士が誤解して打ったみたいなことで処理されたようである。少子化が進んで人の命の重さが重たくなると動員もできなくなり、戦いもできなくなり、となると正の効用ありかと思ったりもした。なんていうことを考えつつではあるが昨夜は13時間ほど眠ったら元気回復した。
by kienlen | 2009-04-13 08:42 | | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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