バンコクから夜行列車でノンカイへ

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チェンマイのホテルで3日後に会う約束をして友人と別れ、その日は銀行に寄って用事を済ませて夜行寝台列車のチケットを買いに駅に行くことにした。タイでは列車は時間不正確、遅い、本数が少ない、ということでバスの便の方がよろしい。しかし私は列車が好きだ。メコン川を隔ててラオスとの国境に長く延びるノンカイまでの寝台列車にするつもりだったが、橋を渡ってビエンチャンまで行くのがちょうど2日ほど前に開通したばかり。せっかくだからそれにしようかと思った。ラオスは何度も行ったけど日本の援助による友好橋は見たことがない。ボートでメコンを渡るのは風情があって好きだったので橋は残念、なんてのは暢気な旅行者の発想であって、地元の人にしたら橋は便利に違いない。駅に行くのも何年ぶりだろうか。3か月ごとにビザの更新でマレーシアのペナンまで通っていた時はまる1日かけて列車の旅をしていたのだが…。フアランポンというバンコクの中心の駅までは地下鉄があって、今ではあっという間に行き来できる。昔だと渋滞で一体どのくらいかかるか予想できない場所だったのに。駅の雰囲気はその他の変化に比べて大きくなかったが、全体的にはきれいになっていた。チケット売り場もテキパキしている。とにかく何もかもテキパキしているのには驚いた。適度に活気があって楽しい。

ビエンチャンまでを買おうとしたら「エアコン付車両のみ」と言われた。エアコンは寒いので苦手。しかし直通で行けるなら行きたい。迷っていて「エアコンがあると寒いかな」と聞くと、女性の窓口担当者がテキパキと「扇風機にしなさい」と命令口調になったので従った。迷う客なんて面倒なので決断してくれるサービスが身についているんだろう。発車の夜の8時までは時間があるので昔住んでいた辺りをぶらついたりで時間を潰した。それから昔の職場の近くのレストランで食事をとってから駅に行った。ホームで列車を探していたら「どちらへ?」と声をかけられた。見ると国鉄職員か警察か、ユニフォームの男性が敬礼している。怪しい人物と思われたのだろうか。テロ対策か。チケットを示したら「この車両であります」という感じの言い方で案内してくれた。出発は意味不明に30分遅れ。途中で意味不明にストップ。動物が線路を横切っている可能性もあるが。結局2時間も遅れてノンカイの駅に到着した。いったん降りたのだが、この列車の一部が国境の橋を渡ってビエンチャンに入るらしいので、そのチケットを買おうと売り場に並んでいるところにビエンチャンの友人から電話があった。「まだチケットを買ってないなら列車には乗るな。到着する場所が不便だからバスの方がいい」と言う。それで外国人の多いチケット売り場の列から抜けた。
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by kienlen | 2009-04-10 00:36 | | Comments(0)

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