最先端タイ料理のあるデパ地下

バンコクで一番驚いたことは料理の変化だった。ホテルの朝食を別にして最初はデパートの地下のフードコードに行った。気のきいたレストランに行きたいと思ったがどこに行っていいのか分からないのと、暑いのと空腹だったので立地的に便利な所で間に合わせた。サイアムパラゴンという超高級デパートだが、ものすごい繁盛でジュースのブースなど売り切れ。昔はクーポンだったけどカード式になっているのを200バーツ買う。使わなければ返金するこの便利なシステムは健在だった。人ごみがうんざりで選ぶのも面倒。結局芸のないタケノコ炒めと青菜を盛ってくれるように注文して、せっかくだからスープも頼んだところ「セットにできますよ」と言う。そもそもこういう表現自体が私には珍しい。どういうことだろうと思っていたらこういうことだった。
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日本だと普通にありそうな盛り方だが、昔はこんな小さなスープ皿でセットしてくれるなんて経験したことがなかった。ご飯のパサパサなのが気になるのは、日本で入手できるタイ米の品質が良いのとタイ人がパラパラご飯好きなせいだろうか。で、この青菜の食感が素晴らしい。何かなと思って連れの友人に聞いたが、よく行き来しているくせに知らない。隣で食事していた知らないタイ人に聞いてみた。しばらく考えていて「メオ野菜でしょう」と言う。聞いたことないが楽な名前なので覚えた。後で知り合いのタイ人に聞いたらここ数年で出回るようになったものでメオ族が山岳で作っているからこういう名前だということだった。それどころかスーパーではフランス語の名前で売られていた。フランスの野菜なんだろうか。
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こういうセットも驚異的だった。タイではご飯は皿に盛るはずなのに、やけに和風である。ソムタムとガイヤーン(焼き鳥)とモチ米といえば東北の田舎料理の代表で屋台料理の代表で、東北料理レストランも人気ではあったが、こんなチマジマ盛り付けるようなものではないはずだった。バンコクはどこもかしこも日本料理店だらけだし、生活スタイルや健康志向も高まっている影響か、1人用のセットができたのだろう。新しい食材、新しい盛り付けにびっくりしていると「そんなの昔からだよ」とタイ人に言われ、じゃあ自分が知らなかったせいなのかとさらにびっくりして一応「昔っていつからよ」と聞くと「数年前かな」である。バンコクを離れて13年になっているのだ。夫の店では「タイ料理は中華のように分け合って食べるのが普通です」などと言っているが、こんなものを見てしまうと困ったことになるなあ。
by kienlen | 2009-04-09 12:37 | タイの事と料理 | Comments(0)

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