タイの旅を振り返る、その1

タイから昨日帰国した。日本語から遠ざかっていたら書くのが億劫になっていることに気付いて愕然とする。この歳になってバックパッカーみたいな旅をしてきた。そんなつもりはなかったのだが、結果的にそうなってしまった。深夜に到着だったから、とりあえずの宿泊先は一緒に行った友人の定宿を使うことで任せていたところ、自分にはそぐわない値段であることが判明したが、任せた手前、文句は言えない。用事もあったから、懐を心配しながらも4泊はせざるを得なかった。自分にとっては大変な出費となってしまった。そんなわけで、後の計画は具体的には立ててなかったがバンコクにいることだけは避けたかった。買い物のためにチェンマイへ友人と行くことと、ビエンチャンの友達を訪問することは考えていたが、その友人との時間が合わない。彼女はかつてチェンマイに滞在していたので土地勘があるから一緒に行ったら楽しいだろうと思ったものであって、1人でチェンマイに行くのはそんなに気が進まない。かといってバンコクにいるのはご免だ。予定を立てるのが苦手な割には熟考してちょうどいいスケジュールを組むことにした。私がビエンチャンに行く間に友人がバンコクで用事を済ませ、チェンマイで落ち合うというものである。問題はビエンチャンとチェンマイ間の交通の便が分からないということ。つまり、タイ側の国境の町ノンカイからのアクセスが不明なのだ。しかし道路はあるから行けないはずはない。夜の道路の1人旅は避けたいので交通の不便を考えて余裕をもった日程にして、とにかく1人で夜行列車でノンカイに向かった。

チェンマイに滞在するなら何もかもチェンマイで調達しよう、あそこならネット接続も容易なのは知っている。それで着替えもろくに持たず、カメラとパソコン持参というバックパッカーとは程遠い格好。久々の夜行列車の旅は快適だった。向かいに座った息子と2歳しか違わない年齢の大変ハンサムな兄ちゃんとの話も弾んだ。2時間遅れで到着した駅から在ビエンチャンの友人に電話したら「Kさんという人から電話があって、チェンマイには行かないって伝言を託されたよ」と言う。Kさんというのは一緒に旅する予定だった友人。エエエエエである。すぐにバンコクのKに電話したら「だって、もしもチェンマイで会えなかったら困るから。ノンカイからチェンマイまでのバスもないみたいだし」と言うではないか。しかも「バスの時間を見に行く前に知らせた方がいいと思ってビエンチャンのお友達に伝言したのよ」と恩にきせる風でもある。オイオイ。かなり無謀なところのある私ではあるが、タイを知らなくてタイ語もできない友人であればこの言い分に納得するし、そもそもチェンマイで落ち合おうなんてことは言わない。しかし彼女はタイ生活が私より長いし、チェンマイにも何年か住んでいたお方である。びっくりだったが、一緒に来てみて改めて気付いたことは、生活感覚というか生き方感覚がかけ離れているということだった。当方は、やっただけか、あるいはそれ以下の報酬のその日暮らし。先方は不労所得暮らし。当方は貧乏な東北地方農村の出身の夫持ち、先方はバンコクの中国系の元お坊ちゃまという夫持ち。子供の有無も家族構成も東京出身と田舎出身も何もかも違う。共通点はバンコク滞在経験のみ。身分違いもはなはだしいのだった。予定の変更には慣れきっているのですぐに気持ちを切り替えてビエンチャンに向かったのだが、おかげで結構過酷な旅をすることになった。
Commented by クリス at 2009-04-09 12:25 x
がんばれ、kienlenさん!続きを楽しみにしております。
当方は個展も終わり、娘が高校進学して早速役員を引き当ててしまいました。来週は小学校の方です。ヤレヤレ…
Commented by kienlen at 2009-04-09 12:40
クリスさん、励ましありがとうございます!がんばって旅しますから読んでね。クリスさんも役員がんばれ!しかし、くじ運最高ですね。私はちょうど新学期の始まりに旅していたものだから、提出書類など自分でやったみたいですよ。
by kienlen | 2009-04-08 21:09 | | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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