タイ人と喧嘩してタイ料理で妥協する

息子と朝に喧嘩してどっと落ち込んで無気力になり、不貞寝しながら、タイに関する最近の動向の本を読んでいた。タイの関係は一応心に留めてあって本なども気になったものは買ってあるが、もう離れて長いし、特に差し迫った必要性がないのであんまり読んでなかった。ただここにきて多少の必要性が生じてきた。今回のタイ行きもその流れにあるわけだが、それはともかくとして、本を読んでいたら、政治の話の中にタイ人気質が結構激しい調子、つまりネガティブな方面から描写されていて、それが息子やら夫と重なって、落ち込みの程度がさらに深まってしまったわけだった。やっぱ、あれはタイ人気質なのだと思うと、なんというか、日本人気質の母には理解できなくて当然と思うしかないのであろうか、ということを夜に海の幸のみやげ物を持って立ち寄ってくれた友達にカッカとなりながら話して笑われた。こちらは深刻なのだが。子どもがいるということは日々修行なのである、そういうものなのだと思って苦しむしかない。さすがのタイ人の夫もその様子が気になったのか、タイ料理を夕方に運んでくれた。がっくりしたまま状態でうつむきながら涙のひとつもこぼしながら食べた。辛い。これを息子は食べたのかと思って聞いたら食べたそうだ。娘の辛いもの好きも一般的日本人からしたら常道を逸しているように思うが、自分もそうなので、まあしょうがない。これも修行である。

直面していることからは目を逸らすのが精神安定上は一番よろしい。幸い、タイに逃避できるのだ。逃避先での行き先については、一緒に行く友人が手配してくれている。今回の興味は食関係なので、米工場、ナムプラー工場、ナムプリック工場、製麺所などの視察を希望したら、いずれも友人の夫にコネがあって大丈夫らしい。友達って本当にありがたい。ありがたいことばかりだとありがたさが分からないから、ありがたさを一層引きたててくれる息子にも感謝しなければなるまい。考えてみると、自分の目的に沿ったタイ行きは今回が初めてではないだろうか。もともと何回も行っているわけではないが、少なくとも毎度毎度、何かしら他人の用事が動機だった。今回は自分の用事だから行き先も自由だ。そして楽しみは食事。日本では本物を食べられないものを食べたい。生のコショウの風味が抜群のゲーン・パー、直訳すると森のカレー、というか森のスープ。強烈に辛いから、注文する時に「辛いですよ」と注意されることもある。それから魚にさまざまなハーブを大量に詰めてバナナの葉に包んで丸ごと蒸し焼きにしたの。生のベビーコーンをはじめとする野菜たっぷりでショウガの風味と魚系のダシが効いたゲーン・リエンその他いろいろ。タイ人気質はおいておいて、料理については文句なしの私にとっての理想なので、他を大目にみるしかないや。
Commented by jun at 2009-03-22 09:58 x
いいですね。オリジナルな食の旅行なんて最高です。タイにはそういう風土も残っていそうで。近代的な工場や手作りのものが混在しているイメージがあります。日本ではチェーン店以外の食堂やレストランを探すのに苦労するようになりました。
迷った末に食べたところが和食チェーンの「大戸屋」だったなんてこともあります。これも元は池袋の個人の安くて美味しい食堂だったというのに。結局、素材から探して自分で作らなければ、ということでしょうか。タイへはどうぞお気をつけて行ってらっしゃい。
Commented by kienlen at 2009-03-23 23:31
タイでも既成品が増えてきたりでずいぶんと変化しているようです。その様子を見てきたいと思っています。タイ関係の本を引っ張り出してきて勉強中です。
by kienlen | 2009-03-21 23:07 | タイの事と料理 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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