持参するか諦めるか分厚いガイドブック

旅行ガイドブックの類をあまり買わない。特に興味ないのが店や観光地を写真を中心に紹介したもので、目につく大方はこの類に入ってしまうように感じる。そもそもカラーである必要が何であるのか、アナクロ人型の自分には分からない。制作費のバランスとして写真と印刷にかけるより取材と執筆者にお金かけてね、なんて言いたくなってしまう。単に好みの問題ではあるが、それでも気になるのは、どれもこれも似ていることである。ネット情報よりも活字を好んでしまうアナクロ型としては、傑作だと感じるのがあれば買うことにやぶさかではないのだが、なんだか他の分野に比べて多様性に富んでいないように感じるのは知らなさすぎってことだろうか。このところちょっと必要があって料理本を見たり買ったりしているけど、いろいろ工夫している感じがする。しかしどうなんだろう、結局のところ旅そのものが多様化して、ある偏りでも売れるようでないと中間当たりをターゲットにすることになり、相変わらずのものができるってことなんだろうか。ま、あんまり知らないので印象論でおしまい。

で、今回のタイ旅行から方針を変えようと思ってガイドブックをアマゾンで注文してみた。実はこれまでも買おうかなって思って高いなで諦めていたもの。ロンリープラネットの日本語版の「タイ」だ。待ちかねる間もなく本日到着。分厚い。これ持って旅に出るのは辛そうだ。しかしざっと見にはかなり面白そうだ。カラーはほんの一部分。写真はごく少ない。細かい活字で2段組。言葉で分からせてやろうじゃないか、という気迫まではいかないが意思が感じられると、じゃあこっちも想像してやろうじゃないかという頭の準備ができる。本気で読むぞ、みたいな。想像と違っていたら書き手の問題か、読み手、解釈側の問題か、そんなことを考えるのも楽しそうだ。こういう刺激は写真に添え物のコピーからは与えられない。もちろん簡単なタイ語の紹介もある。それが英語圏の方用のままになっていて、発音のためのアルファベット表記が英語風。ここも訳せばローマ字綴りになって日本人には理解しやすいはずだと思うけど、それは余談。残っている仕事を片付けて読みたいなあ、という気分にさせてくれるガイドブックに出会えたのは嬉しい。原書もバンコクの書店で見てみたくなった。このガイドブックと一緒に『現代タイ動向』も購入。これで少しは今のタイに触れられそう。
by kienlen | 2009-03-15 16:55 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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