佐藤優『インテリジェンス人間論』

仕事が手につかない。こんなちょっとしたものに手がかかるんじゃあもうダメだ。娘に「母はもうダメである。後は自分でやってくれ」と宣言すると「分かっている」と言われた。そうだな、小さい時から何度も繰り返しているし。でも、そう言われると小娘の目にも明らかなのだと思ってますますダメで、昨夜はアルコールも摂取しないで続きの読書をすることにした。それで気がついた。こういう本を読んでいるから他のことをする気になれないのだ。それでとにかく終わりまで読むことにした。相変わらず面白かった。「新潮45」の連載を中心に他のも加えて加筆等してまとめたものだそうだ。この間感服した岩井志麻子が何度か出てきた。佐藤優氏も感服しているみたいだった。この方も新潮45に連載をもっているそうで、雑誌の廃刊が続く中、ささやかな支援で定期購入しようかと思ったところ。

鈴木宗男、橋本龍太郎、小渕恵三、森喜朗、プーチン、蓑田胸喜、ラスプーチン、ゾルゲ……最後はアドルノまで、それぞれに独立した人物論の短編集が19話。人物論って、当然のことながら論じる人の人物が出るのも面白いのであって、幾重にも楽しめる。どれもこれも佐藤優の本はお得であるとつくずく思う。これで1500円。配慮が行き届いているので知らない人物なのに臨場感たっぷり。若い頃に読む本で迷ったら松本清張だった。何しろ文庫でたくさんでているから安上がりではずれがないしで助かったが、今だとさながら佐藤優のだとはずれがない。文庫でズラズラと並べてくれるともっと助かるんだけど。さて、一区切りついたので在宅仕事をやってしまって、昨日、久々に立ち寄った古本屋で仕入れた本を読みたい。
by kienlen | 2009-03-08 09:45 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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