最高だった「K-20怪人二十面相」

結構長く上映しているから、もうじきに終了か、金城武が見たいから行きたいが、そのためだけに見る価値はあるんだろうか、なんて逡巡していた映画K-20だったが、今日、外国人研修生問題のセミナーで遠出するついでの友人をドライブがてらに誘って一緒に行き、戻ったら夜で「ついでに映画見ようか」ってことで時間を聞いたら夜の8時20分からの1回上映のみということだったから、これもご縁で見ることにした。そんなに期待していたわけじゃないが、これは私には素晴らしく面白かった。痛快、愉快、なかなか風刺も効いている、という感じで、あんまり見ない日本映画の中では私の好みにぴったりであった。第二次世界大戦が回避された、という設定のスタートがまず興味深い。で、どういう世の中かというと、華族制度が残って、人々は生まれついた職業を変えることができず、富はごく一部の階層に独占され、庶民は貧困にあえぐというもの。この設定がまず痛快である。主人公の金城武はサーカスの団員の身分に生まれて、すごい身体能力をもつサーカス団のスター。映像がレトロなようなモダンなようなでいい感じだし、全体にすごく面白かった。

最後の最後までどんでん返しの連続で全く飽きないし、アクションも適度というか、アクションものが苦手な私にはちょうどいいし、役者陣もみんな良かった。映画はだいたい1人で行くが、今日は友人が一緒だった。思わず「面白かったねえ」とにっこりし合った。最後もすっきりだったし、見てよかった。こういうのは好みである。ユーモアがあってテンポもちょうどいいし風刺もたっぷり。友人は「映画はこうでなくしゃね、ハッピーエンドでないと」と言うので、それには完全に同感できるわけじゃないけど、ハッピーエンドは気分がすっきりすることはする。これは息子も見に行けばいいのに、と思って深夜に帰宅して「怪人二十面相面白かったよ」と言ったが「そうですか」と言うきり興味を示していなかった。現代的な課題も盛り込まれていて、いやあ、面白かった。もう多分今週いっぱいくらいでおしまいかと思うがお勧めしたい映画だったな。
by kienlen | 2009-02-21 23:44 | 映画類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30