店で半日以上も過ごした昨日

昨日書けなかったのは、またまた酔っ払っていたからだった。ランチに友人が来るというので、私も夫の店に行った。カウンターでタイの女性がワインを開けるところだった。彼女は店のバイトの子である。「どうしたの」と聞いたら「今日は金があるから」ということだった。金があるからワインを飲む。分りやすい。で、その彼女が私にも1杯ついでくれた。もちろん嬉しくいただく。そこに鬱気味で話し相手の欲しいお客さんが来て、私のグラスがあくとまたついでくれる。そんな風にして友人達と話しながら結局何杯か飲んで、気付いたら酔いがまわっていた。友人との話が楽しかったこともある。家を建てる気になったといって話してくれる構想が、まさに自分が家を作る時に考えていたこととそっくりで、しかも、「この過程を本にしようかと思ってね」なんでところまで同じ。こういう前向きな話はワクワクする。情報収集は必要だろうと思って、友人の建築士を紹介することにした。話はますます盛り上がる。同世代で子供の年齢がウチより上だ。「とにかく子供の事を考えずに夫婦の生活で家のことを考えられるからいいよ。だってずっと子供のことばっかりだったし」「それ一番いいよ、いいなあ」という具合。子育てが一段落するってこういうことなのだ。

みんな帰ったのでカウンターに移ってまた飲んでいた。夕方になっていた。夫が日本から戻ったタイ人達に電話をかける。タイの学生運動弾圧の時に森に逃げ込んだおかげでサバイバルの術に長け、いろいろな国の言葉を話す友人とは私も久々にちょっと話す。日本語で話しかけたら言葉が出てこないようなのでタイ語にした。電話を切った後に夫が「Sが死んだそうだ」と言った。Sさんは夫の店のコックさんだった人だ。解決できない問題があって雇うことができなくなり、転々として、最終的には帰国した。とってもいい人だった。遊びに行かない、責任感はある、仕事はきっちりやる、明るくてユーモアもある。脳に腫瘍ができていたということで、11月にタイで亡くなったそうだ。「いい人が早く死ぬんだ」などと話しながら、次はビールになった。付近のお寺に喜捨に行こうかと思って友人に電話すると来てくれた。でも、酔ってしまって帰宅して早々に寝た。子供の夕食を作ってなかったが「兄ちゃんがカレー作ったから遅くてもいいよ」という娘の言葉に安心してそのまんまバタンだった。携帯電話が鳴っていたが取るのが面倒で寝ていた。今朝見てみたら夫からだった。どうしたのかと思ったら「兄が日本国籍を取った」ということだった。外国にしょっちゅう行くのにタイ国籍は不便だという話は聞いていたが、そして不便だろうなあとは思っていたが、着々と手続きは取っていたわけだ。ここらへんのあくまで現実的な選択はタイ人っぽい感じがする。
by kienlen | 2009-02-12 10:31 | タイ人・外国人 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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