区の通常総会で早々に降参

地区の通常総会に召集がかかった。組長だから。日曜日の朝9時半から2時間。いつものように日の丸を背にステージ上に区長他幹部の男性オンリーが並んでいる。ステージ上から見下ろされる理由が何かあんのかといつも思うが、疑問を持つと苦しいだけなので思考停止の世界に入る。まずは区長による「総括」。平成20年は国の内外ともにまさに激動の年であった、という、よくあるパターンで始まり。地震があった、殺人事件があった、あれもあった、これもあった。次に、でもね、明るい話題はオリンピックの日本選手の活躍と日本人のノーベル賞受賞。区の運営というか、幹部によるところの「区行政」の総括で何でそういう話題なのか、地区色無色皆無、オリジナリティ皆無、しかもただ楽ちんな事象を並べているだけで総括のための分析も皆無。そして次がいきなり「その激変する世情の中にあって、町内では、お隣ご近所みんな仲良く明るい平穏な暮らしがされて来たとお慶び致します」である。この場に通訳としていたら「貴下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」のひと言で済む。総括なんて大げさに呼ぶ理由が分らない。もっとも総括は続いて、従来通りの行事をつつがなく行ったという報告がなされた。問題も課題も皆無なのである。素晴らしい地区である。引っ越したい人がいたら交代したい。

国の地方分権の流れから市の方針も「与えられる福祉から住民参加の福祉へ」ということになったそうだ。つまり換言すれば福祉切捨てとも言える。それも嬉しそうに総括している区長である。この区長総括を総括すると、世界に、日本国に何があっても、私たちはのたれ死の寸前まで明るく仲良く平穏を装わねばなりません、そのために地域で一致団結しましょう、ってことのようだ。なんか、これっていつか来た時代とそっくりではないでせうか。清く正しく美しく、欲しがりません、みたいな。早々に住民自治協議会に「行政を委託されることになる」と言った後で「だから関心をもってもらいたい」である。関心を持つだけで参加はするなってことのようでもある。平穏を乱す分子は不要のようでもある。この地区における自治ってそういうものらしい、ということは数年の居住経験から重々分っているが、それでもやっぱり頭がおかしくなりそうで早々に退出した。この地区のごくごく一部の方が特別に文化程度が低いのであると信じることで明るい気分になることにしよう。
Commented by jun at 2009-02-01 23:29 x
 J民党の大会でももっと改革されているので、中間が一番遅れているのかも。それにしても、怒りと苦しさが伝わってきてその場に無謀にも乱入したくなります。
 やはり一般住民に、自治と民主主義を常に自らの手で行うことを奮起させるために、そのおじさん達は存在しているのではないでしょうか。それにしても腹が立ちますね。
 この「特別」な方たちにおかれましては、「ご同慶の至り」でございますね。おめでたいと祝辞を申し上げます。
Commented by kienlen at 2009-02-02 00:09
嫌がらせで仕事を失うような職種でなくて、生活安定度が今の数倍高くて、子どもが学齢期を過ぎていたとしたら、「アタシ区長になりたいです」と手を挙げて、壇上のおじさま方をのけぞらせてステージから墜落で骨折くらいの痛い目にはあわせたくなってしまいますね。もっとも下は畳だから怪我しないか。
by kienlen | 2009-02-01 18:59 | 地域 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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