コックさんの不在2日目

自分でタイ料理を作れたらこういう日を乗り切ることができるのに…と技術のなさを嘆きながらとぼとぼと店に向かった。歩いている間の30分くらいは暗い気分だった。どっちも定期収入がないことの恐怖を味わう。自分が料理好きだったり得意だったりしたら、タイの料理学校に入って一通り勉強したいのだが、残念ながら料理作りに情熱を傾けられる方ではない。もしや、コックさんの気持ちが変わって店に来るんじゃないかという淡い期待はもちろん叶わず、1人でいた。友人が来ることになっていたから事情を説明したら、じゃあゆっくり話すチャンスだから行くよ、ということで来てくれた。ありがたいことだ。つくずく友人らには感謝である。で、翌日、つまり昨日のランチはどうかと思って電話したがコックさんは携帯を切ったまんまである。しょうがないからまたとぼとぼと店へ。じきにタイ人女性が1人入ってくる。なんとなく様子で分かるんだろう「どうした」と聞くから、コックさんが来ない、と言うと「アナタ料理できないんだから店開けてもダメでしょ」「でも、黙って閉めるよりも、来てくれた人に謝った方がいいと思って…」と言うと「そうだね」と言って帰った。

次にまたタイ人女性が来る。実は私も昼には夫が戻ると思っていたのだが、彼女達もそう思って来たわけだ。成田に朝到着は誤解で、バンコクを朝に発って、成田着は午後だったことが分かった。すると帰宅は夜の7時から8時くらい。するとコックさんが夜も来ないとマズイことになる。2人目のタイ人女性はカウンターに座ってビールを注文した。そしていきなりコックさんに対する文句である。「家賃を2か月滞納している。私が集金することになっているから大家から文句を言われて困る。マスターが1万円補助している分はもらっているけど彼女の分はもらってない。どうしてくれる」というわけだ。ついでに「だいたいマスターもママも優しすぎるんだ。もっと厳しくしないとダメだ」とお説教までしてくれる。「ママは奥さんなんだからちゃんと言わないとダメでしょ」とアドバイスしてくれる。ママっていうのは私のことだ。さすがにここまで言われるとこっちもムカっとくる。「私は経営者じゃないし、事情だって分からないんだから半端に口を挟んだら失礼でしょ。責任取れないもの」と言い返す。それでも夫が優しすぎるのか、マネージメントできてないのか、店は潰れるのか、家賃を肩代わりするのか、などと気になってしまう。まったくもって雑情報は知らないに限る。「とにかく私は関係ない」ときっぱり。彼女は「ママ、なんで飲まないの?」と聞くから「これから運転しないとならないから」と言うと「1人で飲むのはつまんない」と帰って行った。飲みながら愚痴愚痴してた方がストレスたまらなかったかも。
by kienlen | 2009-01-11 23:25 | タイ人・外国人 | Comments(0)

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